11.24.08:53
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11.06.05:50
初夏に始まり。 19
文面もそれ用、仄かに暗い部分が有りますのでご注意を。
ところがどっこい相手故にとある単語を書き入れたら
シリアスの語尾にクエスチョンマークがつきかねない
雰囲気に。
時に、なんて時間に記事を書いてるんだろう。
目が覚めたものは仕方が無いのです(滅。
◆薙刀家系六代目 夏雲穂実(なぐも ほのみ) 大和撫子[左3上2]
◆水髪・風目・火肌
父:稲荷ノ小次郎 母:花穂香
体力が何よりも難だった母の欠点を見事に服して生まれた。
身体能力の総合的な高さが何よりもの武器。
秋津ノ薙刀が得物、腕っ節の強さは母以上。
しかし、気まぐれ加減も母以上。
やはり楽しい事が大好きで祭が有ると飛んでいく、変った事が
あれば食いついていく。
そんな彼女の子が一族で久々の男児だったのはPLの所為ですが
物語的には至極出来た話なのかもしれません(笑。
基本は母の性格を色濃く受け継ぐ感じ。
しかし、あに花穂香に「煩い!」としょっちゅう言われていた
程、ドタバタしい元気を有り余らせていた人。
幻灯を取る時に口許を一寸上げるのと、モグモグさせる癖が
有るが、ココは母譲りかつ世代を越えて現れた祖・蛍灯の癖。
戦闘スキルの高さは、最早この家系の色そのもの。
この子の世代は少々幕間気味で、俺屍のストーリー的には停滞
の感も否めない頃、充電期間だといえば聴こえは良いのです
が、何処かで書いた通り体力に難色の有る子が必ず一人は
居たので先に進めなかったのが理由です。
雑魚も中ボスも大江山後にしては大分安定して来る程度は
実力も有りました揮わない所も多々と有ったけど。
結果的にはその間にたまった貯金が、この世代の子ども達の
時代に大爆発する事に成ります。
云わば、火種世代と言ったところかも?
◆弓家系六代目 夏雲魅音(なぐも みおん) 大和撫子[左1下2]
◆水髪・水目・風肌
父:稲荷ノ小次郎 母:寧音
見た目は強気な面差し眼差し、ボンバーヘッドな髪型も相成り
随分濃い印象を抱かせるが現実は意見控えめな深窓の令嬢。
そんな雰囲気の人。
言う事成す事賢人のそれなので良く出来ている様に見られがち
だが本人がその言動の意味を頭で噛み砕いているかという
と然程でも無く時々、良く解って無い時も有ったりする。
鈍感では有るが人を無闇に疑ったりせず、何かを頼まれれば
「はい」と二つ返事で承る素直さも持つ人に好かれ易い性格。
その一方で自意識が薄弱、自身の理想像たる『母の人格模写』
を無意識にしてしまう等の悪癖も持っていた。
人の長所には敏感でも短所には滅法疎く気がつかない。
上辺はいいが突っ込まれて聴かれるとボロが出るタイプ。
しかし、本人が亡くなるまで『何故か』そういう場面に出会わ
なかった事もあり、その部分に気がつかぬまま永眠する。
そんな魅音が唯一、自分で選んだのは交神の相手。
自意識が確りした一寸強引なタイプを選んだのはもしかする
と、自分に無いものを求めた結果なのかもしれない。
魅音は虚弱体質も有り戦闘では余り活躍が出来なかったんで
すが(因みに子の訓練も満足には出来なかった様)、その
愛息子は物凄く強かったです。吃驚した(ぁ。
◆槍家系五代目 夏雲摩耶(なぐも まや) 大和撫子[左3下3]
◆火髪・水目・風肌
父:白浪河太郎 母:月衣
この家系の特徴を色濃く受け継いだ容貌と性格。
母よりは若干非力だったものの、属性武器への適正は高く
氷刃の鉾に持ち替えてからの活躍も華々しい。
外見に違わず少々、強引な部分を持つ頑固者。
何時かの祖母とは違い正真正銘の愚直さの持ち主。
人当たりがよく真面目で母性に富みフォローが上手い性格。
上記の魅音が人間関係に障害を起さなかったのは単にこの
摩耶のフォローが有ったからと言っていい。
ただ、本人も自覚する真性の不器用さの持ち主。
武人軍人としては優秀でも、人間として優れているかは別。
が、すっぽると当て嵌まってしまったり。
何かと自分で背負い込み自分だけで解決しようとしたり
やる事が出来ると人に頼らず自分だけで如何にかして
しまったりもする。
他人を信用しては居ても『迷惑をかけるのは駄目』と一途
に我を通してしまう天性の苦労人、誰かに頼る方法が
如何しても解らなかったのだと最晩年に言う。
交神の相手も純粋に遺伝子で指名したが、会いに行った際
胃薬を片手にちょっと涙目状態(猛者と書いて奥さんが二人)
だったのに母性本能を刺激される形で色々と世話を焼く事
に成ったらしい。
狐次郎さんが報われるかは兎も角として。
※補足
趣味が料理で出来るものはクリーチャー。
本人無自覚型料理オンチ、被害者多数。
◆剣家系七代目 夏雲綾波(なぐも あやは) 大和撫子[左1下4]
◆水髪・風目・風肌
父:孔雀院明美 母:風露
風露の奇跡的な子育てで育てられた普通の人。
自身の人生を悲観気味で投槍な態度が前提、母の存在が大き
過ぎ、結果的に考えが捻くれてしまった。
素直に成りたいけど、成れないというよりは。
素直さを探してさ迷い歩いている感じ。
しかし、本人が悲観するほど現実的な部分で身体能力は低く
は無くむしろ、親の神格からして相応しく高い。
一族としての有り方を見るなら恵まれた子。
問題が有るとすれば、周りが『適応し過ぎ』ていて彼女の
気持ちを慮るには鈍すぎた事と、彼女の頭が本人が意図して
いない部分で聡明であった事が有る。
見なくてもいい場所を見る考えなくていい場所程考えて
しまう等、この世代では有る意味で一番人間臭い性質の
持ち主で有る。
ただ他人を恨むには人が良く、猪突猛進という程に一本気
でも視野に狭くも無かった部分で一族を恨めず両親は愛し
く、ぐるぐるとマイナスばかりみる自分が大嫌いだという
自己嫌悪と悪循環の光の見えないトンネルを歩く
半生を過ごす。
それは、彼女が元服し交神時期が訪れても改善せず。
彼女が光を見つけたのはもっと後、死の間際。
結果的に『相手と産まれてくる子に申し訳無い』と想いつ
つ殆ど自棄を起した形で『土神・八坂牛頭丸』の下へ。
悪女の仮面をつけて、踊り狂う様に今の今まで溜めに溜め
たドス黒い膿を撒き散らす。
それをただ受け止め続けたのは他でも無い交神の相手。
言葉も解らないし後腐れも無いでしょう。
それだけで選ばれたのにも関わらず。
しかし、産まれて来た子どもは至極優秀で素質は良く綾波
は驚きます、非礼の限りを尽くし罵り蔑んだというのに
あの神は何の積りなのか義務だから?愛?まさかね。
そうは想いつつ、少しずつ彼女は変化していきます。
相変わらず態度は素っ気無いし、子どもの訓練に置いても
事務的な感覚は拭えない平坦さ基本は放任を貫き相手
をする事は先ず無い、けれど子が危険に成れば真っ先に
回復を進言に出し、攻撃は会心として相手を穿つその姿は
まさしく母親のもの。
若き日は絶間無く眉間を飾った皺は徐々に浅くなり遂には
目尻に薄く薄く笑い皺を宿すほどに、幻灯では柔らかく
微笑みを出す。
彼女が臨終の際、『牛頭丸様、ありがとう』と呟いた。
息絶えた綾波の魂を手に抱いた筋骨隆々とした影を見た
一族が居たとか居ないとか。
筋骨隆々の影ってのも考えてみれば(は?)可也、怖いものが
有りますね…(笑。
彼女にとっては正にやっと見えた青空そのもの
だったと想います。
綾波は氏神には流石になれなかったんですが
多分、この世界の牛頭丸さんの隣には彼女が居ます。
息子は上がるから、精々天界でガチンコファイトしてるといいよ(ぇぇ。
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