怠惰なる狸の私的メモ帳

交神幻灯を用意するのは骸観家では当主とイツ花
のお仕事ですが、相手を限られた範囲から選び出す
のは本人の意思（例外も有り。

されど、その例外の子たる敬が選んだのは。
三桁の奉納点を持つ女神。

一族は皆、想っていました。
多分、他の一族との兼ね合いで大分落とした奉納点
の相手には成るけれど1000点を切る事も
無いだろうと。


麒麟児、敬の娘。
相手のランクから、数値は劣るものだと誰もが
想った、ぶっちゃけプレイしてる私も
まさか、越えてしまうなんて殆ど想いもせず。

吃驚しました。

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『解った！イツ花は搾り粕で昼子様は搾り汁なんだよ！』



◆骸観 撫子（なでしこ）
◆氏神候補

父：敬（母：千晶院勝利姫）
母：速瀬ノ流々

素質点：5644

麒麟児の子は麒麟児。
父との違いは術への適正と器用さ。
敬の娘にして【秋津ノ薙刀】の申し子。
丁度、まだ敬が元服前の討伐で
奇しくも手に入れていた属性武器。

晩年に成れば成るほどに。
技水の伸びは凄まじく、どんどんと
薙刀の性能は上がっていきました。

低くなってしまっている部分は母似。
裏にはほぼそのまま勝利姫の基、敬の
遺伝子が隠れています。

明け透けな性格は快活明瞭。
口は父に似て、素が少々毒舌屋なの
ですが、本人に悪気は有りません。
強いてあげるなら其処が一番性質
が悪い子、更に勘も幾分良いもの
だから、イツ花にしろ他の一族に
しろ、思わず「ギャフン」と口に
出しそうに成る位、本質に掠ってる？
ギリギリの話をする事も多々。

彼女の頃は女系真っ盛りな元気時代
でしたので、あの家もさぞかし賑やか
だったでしょう。
そうでなくても、喧々怱々とはしてそう
ですけれど（笑。

私的に一番、驚いたのは数百点とは
言えど父の素質点を抜いてしまった
事でしょうか、氏神候補でも
有りました、中途半端で妙な縛りの
お陰で昇天はさせませんでしたが…。
別メモカに養子に出さなくても
昇天権利を持っていた様で、死後に
氏神昇天の伺いが来てました。

まぁ、父親の父系遺伝子あんなですし
昇天はするかなーとかもしかしたら
素質点もとは想っていましたが。
流石に驚きました（苦笑。

以前に【水神 五月川山女】様で似た
現象*1を目撃していたので、想った
事なのですけれど。

*1　玄武寺一族で二人目の氏神様。
　　 前に氏神録に収録した【玄武寺大文字】
　　 の事です。

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『基礎構築は後の世代で必ず、大きな力
　となるでしょう…』



◆骸観 雪乃（ゆきの）

父：隼（母：福招き 美也）
母：美津乳姫

素質点：521

思わず、大江山越え前にも関わらず
【雨切り弓】が欲しくなった隼の娘（爆。

母系が可也強く表へと出てしまい
父系からの良点がほぼ裏へ。
それでも父よりは素質点が有りました。

まぁ、全体的にバランスが良いからかも
知れません。
この当時としては可也初動の速い子で
何かと討伐隊で重宝されていました。

表情に乏しい子で名前の通り、少々
冷たい印象を受ける心根は優しいあくまで
個人的には合理主義の少女。

丁寧な口調で、適度なリズムを刻むとても
聴き良い声音の持ち主。
他の一族にまで強要する事は皆無だが
一本筋が通った信念を持つ家系の
礎を築いた人。

『強い子を育てるには先ずは基礎を造り込む』

基盤を確りとさせれば、万事何事も安定する
ものだと想うの。
彼女はそう微笑んで、低奉納点で高い技火の
遺伝子を持つ【火降り童子】様との間に子を残す。

その娘も又、母の意思を継いで。
とある氏神様へ白羽の矢を立てたのですが
其れは又、別の御話。

私的にこのオカッパさんは、余り交神との相性
が良くないのです、例外無くこの子も苦労
しました、其の割には生まれたら生まれたで
表出が悪くても活躍する子を産む事が多いのも
私のプレイでのこの顔の持ち主達の傾向です。

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