怠惰なる狸の私的メモ帳

十数年前、当時の友人宅にあげたブライダルベールという
露草の仲間の植物が大繁殖している事をついさっき知りました。

当時の私は一体何を考えていたんだろう。

と、言う話は一先ず置いておいて。
一族紹介です。第四回目。

彩羽月（あやはづき）一族一覧。

彩葉月 深緋（こきあけ）　二十一代目当主

父：鴬　　　　　　母：六ツ花御前

容姿：風髪・火目・土肌

戦績：連弾弓花浅葱復活
　　　銀朱地獄雨復活
      アガラ封印像打倒
　　　二ツ髪打倒　

交神：百合唐蝶子（→瑠璃）

昇天：常立ノ彩羽月（水）

備考：再興・彩羽月一族長子弓使い家系四代目鴬の子。
　　　全体的に父方と母方、双方の良い所と悪い所
　　　が顔を出した素質だが、かねがね申し分無く
　　　高素質の持ち主で髪刈り時代を開幕させた人。

　　　雨切り弓を相棒に、相性も非常に良く二十代目
　　　当主時代、随一の火力を誇った主砲。
　　　父の鴬が固定砲台だったのに対して、此方は
　　　自走砲、敏速も程良く踊り屋か拳法家が如くに
　　　相手の攻撃を避けてみせる身軽さも見せる。

　　　子ども時代にタイミングの悪さから父親に稽古
　　　を付けて貰えず奥義は自力で復活させた。
　　　故か彼の半生は父の影を追うものと成る。
　　　その一方で密かに抱いていた蟠りにより墓参り
　　　には通わずじまい。最晩年は若干後悔していた様。
　　　幼き日の思い出に、小さくとも楽しい記憶。
　　　それだけを頼りに娘との二ヶ月、彼女に有り
　　　っ丈の愛情を注いだ。

　　　優しさに長ける一方茶目っ気に溢れ宴好き。
　　　若干応対に軽く、物事を茶化す悪癖も有ったが
　　　それを伏す程度には有能で気も回る。　

 

彩葉月 臙脂（えんじ）　二十二代目当主

父：鴬　　　　　　母：六ツ花御前

容姿：風髪・火目・土肌

戦績：臙脂飛天脚創作
　　　流星爆臙脂創作
　　　鳴神小太郎打倒
　　　赤猫お夏打倒
　　　第十四回 朱点童子公式討伐隊選考会・春優勝　　　

交神：芭蕉天嵐子（→紅碧）

備考：再興・彩羽月一族長子弓使い家系四代目鴬の子。
　　　母からきていた最高の心水は裏へ回ったが全体的
　　　に平均かつ上等の素質の持ち主。
　　　表出した体水の割りに体力も有った。
　　　拳法家・壊し屋家系の開祖。

　　　若干、技火の高さにかけ属性武器の為に
　　　魔手肝掴みで鍛錬を重ねる等、苦労もしたが
　　　紅蓮の祠討伐の際に見つけた大日ノ錦帯のお陰で
　　　梵ピンを習得に属性武器との相性も増す等
　　　躍進を遂げる事と鳴る。

　　　娘は何時の間にか作っていた家訓に則って壊し家
　　　にしたものの初代拳法家としての功績は地味に大きい。
　　　見た目が強面のインパクト大の割に小器用にして繊細
　　　何故か目立たない等、何かと地味な印象が服せない
　　　扱く簡素な性格の一族としては可也、普通の人だった。
　　　気弱な割にギャンブラーだった事を除いて。

 

彩羽月 青白橡（あおしろつるばみ）　二十三代目当主

父：赤羽根天神　　母：路考茶

容姿：水髪・水目・風肌

戦績：一ツ髪打倒
　　　太刀風五郎・雷電五郎打倒
　　　九尾吊りお紺打倒
　　　三ツ髪打倒

交神：印虎ひかる（→藤紫）

備考：再興・彩羽月一族次子槍使い家系五代目路考茶の子。
　　　両親からイイトコ取りした素質の持ち主。
　　　実際は母系の心土・技火が劣性遺伝。
　　　父系も体火が劣性遺伝しているが
　　　表には出なかった。

　　　この一族としては優れた技火の値を有し、一族で初
　　　の梵ピン使いと成った。
　　　素質的にも技水は優れていたが、桃木の槍を元服まで
　　　装備した事により、更に技水の数値が向上。
　　　後に氷刃の鉾に持ち替え無類の強さを誇った。
　　　ただし、体水に難のある家系なのが返しがえし惜しい。

　　　髪刈り時代初～中盤に渡り現役時代を過ごした討伐隊
　　　が要の一人、晩年は黒橡（腹違弟）の相手確保に鳥居
　　　千万宮へと赴き序に髪まで刈り込んで来た。
　　　そのアグレッシブな活躍の一方、普段は非常に穏やか
　　　な角の無い性格に人当たり良く笑顔も爽やかな賢人。

　　　素が優秀ゆえ、中々出来ない事を意図も簡単にこなす
　　　一方で本人がそれを自覚出来ていなかった天然さん。
　　　当主として歴代で尤も人気が有った人だったと言われ
　　　る、全体的にマイペースな家風の中でも尤も激動の頃
　　　で有ったにも関わらず一番、華やいでいた時代
　　　でもあったその立役者でもある。　　　
　

 

彩羽月 菫（すみれ）　二十四代目当主

父：紺　　　　　　母：五月川山女

容姿：土髪・水目・風肌

戦績：四ツ髪打倒
　　　第十二回 朱点童子公式討伐隊選考会・夏優勝

交神：八坂牛頭丸（→千草）

備考：再興・彩羽月一族次子剣士家系四代目紺の子。
　　　又もや、裏に隠れる技の素質。
　　　しかし、数値的には優秀で何だかんだと元服後は
　　　竜神刀を手に戦う日々、若年の頃使用していた
　　　カガイの剣のお陰で父を大幅に上回る体風へと
　　　成長した。

　　　代々、確実に交神を繰り返す家系の出。
　　　母神のお陰も有り、体力700↑を記録。
　　　これは他の家系と比べても何ら遜色ない数値
　　　コンパクトに纏まった実力の安定性はトップクラス。

　　　熱血気味で見た目の通りに勇ましい。
　　　しかし、リーダーに向くタイプではなくストッパー
　　　が必要な人、主にそれを勤めたのは年上の青白橡。
　　　何もしなくてもトラブルの方が寄って来る。
　　　ある意味で物凄く苦労人。
　　　
　　　頑丈な体の子が欲しいと他には目もくれず相手に
　　　牛頭丸様を選んだ猛者。
　　　娘に角が生えていたのも父似の証拠と喜んだ。

 

彩羽月 黒橡（くろつるばみ）　二十五代目当主

父：赤羽根天神　　母：萌黄

容姿：水髪・水目・風肌

戦績：黒橡鏡返し創作
　　　六ツ髪打倒

交神：九尾吊りお紺（→伽羅）

昇天：伏竜彩羽月（火/別データ）

備考：再興・彩羽月一族長子薙刀家系六代目萌黄の子
　　　親も喘いだ技土の数値に又もや苦しむ。
　　　其れにプラスして、若干非力だった家系色が
　　　雑魚払い要員の印象を濃くしたものの走竜の薙刀
　　　やら奥義の創作やらで髪斬り世代では可也活躍
　　　している方のちゃっかり便乗型。

　　　この一族としては珍しいに火の素養長ける子。
　　　（素質は有るのに数値が伸びないのがセオリー）
　　　故に早い段階で梵ピン使いになった事による
　　　屋台骨としての立場は不動。

　　　性格的には軽くて好色、自分の好みに合うなら
　　　正に何でも御座れというお人。
　　　器が広いのか底が抜けているのかは兎も角として
　　　やたらと元気で明るい人、表裏が全く無いのが
　　　特徴で、悩むのと静かなのが苦手で宴会や明る
　　　い展開を好む。
　　　
　　　本人曰く、難しい事を考えるのが苦手だと言う
　　　が謙遜でも何でも無く本当に苦手で尚且つ
　　　アホの子ど真ん中、されどそれが魅力に成る
　　　一種のカリスマの持ち主、かもしれない。　　　
　　　

 

彩羽月 瑠璃（るり）　二十六代目当主

父：深緋　　　　　母：百合唐蝶子

容姿：水髪・水目・土肌

戦績：瑠璃鉄砲水創作
　　　連発式瑠璃創作
　　　七ツ髪打倒
　　　敦賀ノ真名姫打倒
　　　氷ノ皇子打倒
　　　五ツ髪打倒
　　　
交神：仙酔エビス（→木賊）

昇天：慈母胎彩羽月（土）

備考：再興・彩羽月一族長子弓使い家系五代目深緋の子。
　　　母神似のフラットな素質の持ち主、ただ技の数値
　　　と心水の上がり難さが困りモノ。

　　　ツブテ吐きを手に戦場を駆ける大筒士。
　　　父の判断により、全体攻撃の出来る職業へ就いた。
　　　之より先、弓使い家系は奥義が揃うまでと言う限定
　　　で弓と大筒の二束の草鞋と成る。
　　　完全に大筒へと転換するのはもう暫し後。

　　　最後の髪を刈り地獄の蓋を開く。

　　　前へ前へと進んでいく冷静沈着とは言い難いものの
　　　分析屋で仕切り屋のお姉さん、素直さは無いが優しさ
　　　の欠片は確かに存在していてキツイ言葉には何時も
　　　絶大なフォローが付き続ける。
　　　個人主義でドライな部分が強調されるが根は相当に
　　　真面目で頑固。
　　　
　　　一族から散々、母親には向かないと言われ本人も向く
　　　訳が無いなと想って居たが、割りと如何にか成って
　　　しまった友達親子が晩年の姿。　　　

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